2022年09月29日

お金を学ぶ

こんにちは。小木会計事務所の手賀です。

小学1年生の息子がおりまして、夏休みの平日は学童に預けていました。夏休み期間中の学童はかみしばいや手品ショー、工作やダンスのイベントなど行事が多く長い夏休みも楽しく過ごしていました。
その行事のひとつに「おこづかい勉強会」といったようなお金の事を学ぶ機会があり、冊子を2冊いただいて帰ってきました。

1冊めは低学年向けでお金の種類、お金の裏表、お金はどこで作られているか、紙幣の肖像人物や、今は見かけることがなくなった2000円札も載っていました。

2冊めは高学年向けで、利息とは、お金を作りすぎたらどうなるか、クーリングオフ制度について、カードのリボ払い等、もし100万円あったらどうするか色々な場合を想定した内容の漫画でしたので、1年生の息子には少し難しかったようですが、わかりやすくてよい冊子でした。

今年の5月からお小遣いを渡すようになったので、お金について学ぶには非常によいタイミングでした。
息子のお小遣いは毎週日曜日に100円、その他に祖母や祖父からの臨時収入も地道に貯めて今は4,000円にもなりました。
お金の大切さもそれなりに理解したようで、あれ欲しいから買ってと簡単に言わなくなりました。
何に使ったのかわからなくなるのが嫌だそうで使ったレシートを保管しており、お小遣いをもらう度にちゃんと数えているのが偉いなと思います。
もう少し計算ができるようになったらおこづかい帳をつけたいそうです。
お金を守ることは自分の身を守る事ですから、きちんと教えてあげたいと思います。


キャッシュレスが進み、セルフレジも増えてきました。現金をほとんど持ち歩かないという人もいます。
時代とともにお金のあり方も変わってきますが、いつの時代も現預金はきちんと数えて残高の確認はしましょう。
現金を数えるようになると、帳簿やレジ打ちの間違いに気づく、用途不明金が減る、無駄遣いも減る等々、おのずと帳簿も整ってきます。
私も家計簿まではつけておりませんが、現預金の残高は毎週確認して使いすぎを抑えています。

すっかり涼しくなりました。朝晩は寒く感じることもあります。
寒い季節が近づくにつれて、繁忙期の事を考えてしまいます。そろそろ保険の控除証明書が届く頃ですね。
保険会社によってタイミングが違いますので、紛失しないよう、場所を決めて保管しておいてくださいませ。










posted by ☆小木会計事務所☆ at 07:47| Comment(0) | tomoko

2022年09月16日

インボイス制度(適格請求書等保存方式)

こんにちは。小木会計事務所の玉村です。

インボイス制度はいつから始まるのだっけ?と、最近よく質問をいただきます。

事業者の皆様!
「令和5年10月1日からインボイス制度(適格請求書等保存方式)がはじまります」
そして、
「制度開始時にインボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)となるためには、原則、令和5年3月31日までに登録申請が必要です。」

登録申請のスケジュール.png

出典:国税庁発行の適格請求書等保存方式の概要/パンフレット P18
 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0020006-027.pdf

インボイス発行事業者として登録を受けると「国税庁適格請求書発行事業者公表サイト」で登録番号や氏名又は名称等の情報が公表されます。

インボイス(適格請求書)とは・・?
売手が買手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。
具体的には、現行の「区分記載請求書」に「登録番号」、「適用税率」及び「税率
ごとに区分した消費税額等」の記載が追加されたものをいいます。
一定の事項が記載された請求書や納品書その他これらに類するもので、請求書や納品書、領収書、レシート等、その名称は問いません。

インボイス制度(適格請求書等保存方式)とは・・・?
・売手であるインボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)は、買手である取引相手から求められたときは、インボイスを交付しなければなりません(また、交付したインボイスの写しを保存しておく必要があります)。
・買手は仕入税額控除の適用を受けるために、原則として、取引相手(売手)であるインボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)から交付を受けたインボイスの保存等が必要となります(課税期間の末日の翌日から2か月を経過した日から7年間保存)

インボイス制度(適格請求書等保存方式)の開始後は、免税事業者や消費者など適格請求書発行事業者以外のものからおこなった課税仕入れは、原則として仕入れ税額控除の適用を受けることが出来ません。
ただし、制度開始後6年間は、免税事業者等からの課税仕入れについても、仕入れ税額相当額の一定割合を仕入れ税額として控除できる経過措置が設けられています。

仕入税額控除の経過措置.png

出典:国税庁発行の適格請求書等保存方式の概要/パンフレット P16
 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0020006-027.pdf

最後に、インボイス発行事業者の登録にあたっては、取引先との調整やシステムの整備が必要となることもあるため、お早目のご準備をお勧めします。
まずは、適格請求書発行事業者の登録を受けるかの判断をしましょう。
その後、インボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)登録を受ける場合の売手としての事前準備と、買手としての事前準備をしましょう。
詳しくは、国税庁のホームぺージでご確認下さい。

国税庁のインボイス制度特集サイト:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm
国税庁のインボイス発行事業者公表サイト:https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/
posted by ☆小木会計事務所☆ at 12:03| Comment(0) | ai

2022年08月19日

災害に遭ったときに

こんにちは、小木会計事務所の吉村です。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさま体調を崩されてはいないでしょうか?
旧盆が始まる前に、南越前町や県内各地で豪雨による災害が発生し、ご被害、ご心労はいかばかりかとお察しいたします。
福井県のHPに、水害で浸水した住宅の復旧方法について載っていましたのでご紹介させていただきます。
1.まずは写真を撮る
片付けや清掃をする前に、浸水した高さや部分が分かるように写真を撮る。
市町からの罹災証明書を取得するときや、応急修理制度等の制度を活用する際に必要となるそうです。
〈主なポイント〉
     ・建物全体をなるべく周囲4方向から撮影し、室内も各部屋を撮影する。
     ・メジャーや人などと一緒に撮影し、浸水した高さが分かるようにする。
     ・住家以外の建物や家財、自動車等も撮影しておく。
 2.濡れてしまった家具等をあわてて片付けすぎない
   濡れてしまった家財を急いでどんどん捨てた結果、再建後になって「あれは捨てなければよかった」と思うことも。後から買いなおすことは大変です。
〈主なポイント〉
・「そのままでも使えるもの」「乾燥・洗浄したら使えるもの」「処分するもの」に分けていく。
・処分する場合には、各自治体の分別方法を確認。
    ・「写真」は水で洗って一枚ずつ離して日陰干しすることで、ある程度元に戻ることも。
 3.解体・撤去の順番や、耐震性等の確保に気をつける
   天井や壁の作業をする必要があるのに、先に床から解体してしまった、修理して住む予定であったのに、建物の耐震性に影響を及ぼす部分(筋交いなど)まで撤去してしまった。
このような事例もあり、壊しすぎないことも大事です。
どういった段取りで解体や撤去、清掃等を行うか、再建の方向性を伝えて、専門業者やボランティアの人たちと相談しながら進めることが大切です。
〈主なポイント〉
     ・取りはがす場合は「天井→壁→床」と上からの作業が基本。
(被害状況により異なる場合もあり)
・柱や梁の間を通している「筋交い」や「貫」「小舞」といった部材は、耐震性や耐風性を保つために重要なものなのでむやみに除去はしない。
・傷み具合によるが、板戸やサッシ等は、建て直しをする際に再利用できる場合がある。
4.泥・水は早めに除去、消毒・乾燥はじっくりと時間をかけて
 泥や水が入り込んでいた場合、放置するとカビや悪臭の原因となります。
 一見、被害がないように見えても、後になって中を見てみると、カビだらけになっていることもあり、注意が必要です。
〈主なポイント〉
・壁の中や床下にある断熱材等は、水を多く含み、乾きにくい。
   ・床下を確認してにくい場合、点検口を開けたり、床板をはがす等して確認をする必要がある。
・泥出し→洗浄→消毒→乾燥の順が基本。乾燥は2〜3ヶ月はかける必要があり、乾燥が不十分な場合はカビ等の原因となる。
・細菌やカビが繁殖しやすくなり、感染症にかかるおそれがあるため、清掃が大切です。

これから先も今まで経験したことのない災害が起きるかもしれません。
避難場所の確認や防災グッズの備蓄など、自分たちでできることや、いざ災害に遭ったときにどのように行動するのかを普段から家族で話し合うことが大切のようにおもいます。
最後になりますが、今回の被害に遭われた方の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
posted by ☆小木会計事務所☆ at 17:35| Comment(0) | naru