2022年08月19日

災害に遭ったときに

こんにちは、小木会計事務所の吉村です。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさま体調を崩されてはいないでしょうか?
旧盆が始まる前に、南越前町や県内各地で豪雨による災害が発生し、ご被害、ご心労はいかばかりかとお察しいたします。
福井県のHPに、水害で浸水した住宅の復旧方法について載っていましたのでご紹介させていただきます。
1.まずは写真を撮る
片付けや清掃をする前に、浸水した高さや部分が分かるように写真を撮る。
市町からの罹災証明書を取得するときや、応急修理制度等の制度を活用する際に必要となるそうです。
〈主なポイント〉
     ・建物全体をなるべく周囲4方向から撮影し、室内も各部屋を撮影する。
     ・メジャーや人などと一緒に撮影し、浸水した高さが分かるようにする。
     ・住家以外の建物や家財、自動車等も撮影しておく。
 2.濡れてしまった家具等をあわてて片付けすぎない
   濡れてしまった家財を急いでどんどん捨てた結果、再建後になって「あれは捨てなければよかった」と思うことも。後から買いなおすことは大変です。
〈主なポイント〉
・「そのままでも使えるもの」「乾燥・洗浄したら使えるもの」「処分するもの」に分けていく。
・処分する場合には、各自治体の分別方法を確認。
    ・「写真」は水で洗って一枚ずつ離して日陰干しすることで、ある程度元に戻ることも。
 3.解体・撤去の順番や、耐震性等の確保に気をつける
   天井や壁の作業をする必要があるのに、先に床から解体してしまった、修理して住む予定であったのに、建物の耐震性に影響を及ぼす部分(筋交いなど)まで撤去してしまった。
このような事例もあり、壊しすぎないことも大事です。
どういった段取りで解体や撤去、清掃等を行うか、再建の方向性を伝えて、専門業者やボランティアの人たちと相談しながら進めることが大切です。
〈主なポイント〉
     ・取りはがす場合は「天井→壁→床」と上からの作業が基本。
(被害状況により異なる場合もあり)
・柱や梁の間を通している「筋交い」や「貫」「小舞」といった部材は、耐震性や耐風性を保つために重要なものなのでむやみに除去はしない。
・傷み具合によるが、板戸やサッシ等は、建て直しをする際に再利用できる場合がある。
4.泥・水は早めに除去、消毒・乾燥はじっくりと時間をかけて
 泥や水が入り込んでいた場合、放置するとカビや悪臭の原因となります。
 一見、被害がないように見えても、後になって中を見てみると、カビだらけになっていることもあり、注意が必要です。
〈主なポイント〉
・壁の中や床下にある断熱材等は、水を多く含み、乾きにくい。
   ・床下を確認してにくい場合、点検口を開けたり、床板をはがす等して確認をする必要がある。
・泥出し→洗浄→消毒→乾燥の順が基本。乾燥は2〜3ヶ月はかける必要があり、乾燥が不十分な場合はカビ等の原因となる。
・細菌やカビが繁殖しやすくなり、感染症にかかるおそれがあるため、清掃が大切です。

これから先も今まで経験したことのない災害が起きるかもしれません。
避難場所の確認や防災グッズの備蓄など、自分たちでできることや、いざ災害に遭ったときにどのように行動するのかを普段から家族で話し合うことが大切のようにおもいます。
最後になりますが、今回の被害に遭われた方の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
posted by ☆小木会計事務所☆ at 17:35| Comment(0) | naru

2022年03月25日

疲れた時こそ適度に動く

こんにちは、小木会計事務所の吉村です。
たくさん積もっていた雪も融け、町内の江ざらいも終わったことから、間もなくぽかぽか陽気の春を迎えることが出来そうです。
休みの日に外に出るのは億劫だな〜と思いつつ、雪かきや外仕事でクタクタになりながらも、おや、次の日には意外と身体がスッキリしたぞ、といった感覚があった気がしました。
 実は、スポーツの世界ではすでに多くのところで取り入れられている「アクティブレスト」というものがあるようです。疲れたときにあえて体を適度に動かし、血流を良くして疲労回復を早めるといったものだそうです。
 普段の仕事では、椅子に座りっぱなしということもあり、同じ姿勢を長く続けるようになります。そうすると血液の循環が悪くなり、体のだるさや疲労感を感じ、筋肉が硬くなることによる肩こりや腰痛、冷え性、筋緊張性の頭痛などさまざまな症状が起こるようです。確かに、前までは感じることのなかった肩こりを感じるようになったのは、それが原因なのかと。
 そして、それを改善するためには血流を良くすることが最適のようです。血流が良くなると、@筋肉が硬くなってしまうのを防いだり、A筋肉内にたまった疲労物質を早く代謝することができたり、Bむくみなどが解消出来たりと、大きな回復効果が期待できるようです。
また、運動によって脳にフレッシュな酸素が行きわたると、頭がスッキリして気持ちもリフレッシュすることから、運動をするといいアイデアを思いついたり、気持ちが明るくなったりするようです。
そんないいこと尽くしの『適度な運動』とはどのようなものがあるかといえば、@近所を軽くウオーキングしたり、Aゆっくりとストレッチをしたり、Bプールで泳いだりといったものです。気をつけたいのは、息が切れるほどの運動ではなく、隣の人と楽しく会話できる程度の適度な運動であることだそうです。疲れをとるための運動が、さらに疲労度が増すことのないように、心地よい程度に体を動かすことが大切なようです。
 私個人としては、冬場にため込んだ脂肪を燃焼させるという、重要なミッションをクリアするためにも、三日坊主にならないようにしっかりと習慣化できるようにしたいものです。
 ぜひ皆さんも、自分に合った『適度な運動』を見つけて、健康で充実した毎日を送りましょう!
posted by ☆小木会計事務所☆ at 17:49| Comment(0) | naru

2021年11月20日

準備は出来ていますか?

こんにちは、小木会計事務所の吉村です。福井県の冬の味覚「越前がに」の漁が11月6日に解禁となって、はや2週間が経ちました。みなさんはもう召し上がりましたか?カニが始まったということは、もうまもなく寒い冬がやって来るということですね!最近、「柿がよくなったから大雪になる」とか、「カメムシがいつもより多いから大雪になる」といった、天気ことわざを近所の方からよく聞くようになりました。果たして、今年も大雪になってしまうのか?心配になってしまいますね。
さて年末も近づいて来たこともあり、年末調整・確定申告に向けた準備が始まってまいりました。そして、毎年、注目が集まる「税制改正」。その前の「税制改正大綱」が12月末に発表されるものと思われます。2021年度の税制改正では、住宅ローン控除の期間延長や面積要件の緩和がありました。そして2022年度税制改正でもまた、住宅ローン控除制度が大きく変わる可能性があります。今後の動向が非常に気になるところです。
そもそも住宅ローン減税制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する際に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます。加えて、消費税率10%が適用される住宅の取得をして、一定の期間内に契約し、令和4年12月31日までの間に入居した場合には控除期間が3年間延長されます。自宅を購入する人にとって非常に助かる制度です。
逆に住宅ローン控除の対象にならない場合もあります。贈与で取得した住宅や生計を一とする親族などからの取得の場合は、住宅ローン控除利用ができません。住宅ローン控除の対象となるのは、金融機関や指定基金、住宅資金の貸金業者から借り入れた場合に限られています。
住宅ローン控除の手続には、確定申告が必要となり、さまざまな書類の提出が必要です。会社員等の給与所得者の場合、2年目以降は年末調整の際に「住宅ローンの残高証明書」と「年末調整のための住宅借入金等特別控除証明書」を勤務先に提出すれば手続完了です。
とはいえ、ただでさえ師走で気忙しく感じるなか、引っ越しなども大変かと思いますので、直前になって慌てる事のないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。
posted by ☆小木会計事務所☆ at 17:08| Comment(0) | naru