2021年07月28日

日常に潜む危険

こんにちは。小木会計事務所の手賀です。
一気に夏がやって来ました。
子供の頃から夏は好きな季節です。大好きな西瓜が美味しい、もっと大好きなビールも美味しい。海もプールも楽しい!今年はシュノーケルセットを購入しましたので子供以上にバシャバシャはしゃいでおります。

夏は楽しみも多い一方で、何かと危険も多い季節です。
熱中症、食中毒、海やプール、川での水難事故、アウトドアや花火の火事火傷。
そして高温多湿の夏は電気事故も起きやすいそうで、毎年8月は「電気使用安全月間」となっています。
今一度ご家庭の電気周りを点検してみてはいかがでしょうか。

というのも先日我が家でこんな事がありました。
昼休みが終わり午後からの仕事が始まったくらいの時間に義母から写真が送られてきまして、見るとテレビの後ろの床が真っ黒になっています。
墨でもこぼしたかのようなその様に、何がおきたのかわからず写真を凝視していると2枚目の写真が来て青ざめました。
コンセントのタップが燃えて溶けてる---!!ここでようやく何が起きたか理解しました。
『長時間差し込んだままになっているプラグはチリやホコリがたまりそこに湿気が加わると漏電や火災の原因となる』
まさしくこれトラッキング現象です。
聞いたことある、ネットで見たことあると知ってはいたものの、こんな簡単に起きてしまう身近なものだとは思ってもいませんでした。
私が帰宅した18時頃、もう通電していないタップがまだ生暖かくそれがとても不気味でしたし、事後窓をずっと開けていたというのに家中ずっと焦げ臭く、翌日焼肉をして匂いを上書きするまで焦げ臭は消えませんでした。

埃がたまっていた以外の原因として、使用していったのが古いタップ(主人曰く15年は経ってると思う)だったことや、
その3日ほど前、ビー玉で遊んでいた息子がテレビ台の下に転がり込むビー玉を取る為に何度もテレビ台を動かしていたので(キャスター付きのテレビ台ですぐに動きます)コンセントプラグもうまく刺さっていなかったのだろうと思われます。

後日、担当させていただいている電気工事屋さんに話をすると「本当にあるんですね、ネットでしか見たことないです。」と驚かれていました。
頻繫に起きる事故ではないかもしれませんが、本当にあるんです。トラッキン現象は不在の時にも起きてしまう事故ですから怖いです。
我が家はたまたま義母が居たからよかったものの、いなかったらどうなっていたんでしょうか。



ご家庭で身近に起きる電気事故。
電気を正しく知って安全な使い方をすること、点検や確認をすることで防げます。



□身体についた水分はしっかり拭き取りましょう
水場の仕事をした後や発汗した後の濡れた手や衣服で、電気器具を扱うと感電しやすく危険です。乾いたタオルでしっかり水分を拭き取り、濡れた衣服はこまめに着替えましょう。

□タコ足配線はやめましょう
コードやコンセントは、同時に使用できる電気の量が決まっています。この制限を超えて使用すると過熱して火災の原因となることがあります。
電気機器が増えてきているのでタコ足配線となりがちでですが、テーブルタップの定格ワット数を超えたたこ足配線は火災の原因となることがあります。


□トラッキング現象に注意しましょう
プラグは長時間差し込んだままにしておくと、チリやホコリがたまってしまいます。そこに湿気が加わると漏電や火災の原因となることがあります。冷蔵庫や洗濯機、テレビなどのプラグはチリやホコリがたまりやすいので、定期的に乾燥した布などで掃除をしましょう。


□コードが家具などの下敷きになっていないか、変形したプラグや、ぐらついたコンセントをそのまま使っていないか確認しましょう。


お掃除の時に、プラグを差す前に、少しだけ電気周りに気を配ってみてください。
夏はまだまだこれからです。健康で安全な楽しい夏を過ごしましょう!






posted by ☆小木会計事務所☆ at 17:49| Comment(0) | tomoko
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