2021年04月19日

ビジネス野菜は取れていますか?

こんにちは。小木会計事務所の玉村です。

みなさん、「報連相(ほうれんそう)」という言葉はご存知ですか?
これは「報告・連絡・相談」の重要性を表したビジネスマナー用語で、おそらく多くの人が、学校の先生や部活の先輩、会社の上司等から「報連相を徹底しなさい」と一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
さらに、最近では「ほうれんそう」+「おひたし」=「ほうれんそうのおひたし」というビジネス用語に注目が集まっているということを耳にしましたので、ご紹介したいと思います。
※決して料理の話ではありません!

報連相(ほうれんそう)の目的は総じて「情報の伝達・共有」にあるでしょう。
では、おひたしはどうでしょうか?
【おひたし】・・とは?
「お(怒らない)、ひ(否定しない)、た(助ける)、し(指示を出す)」
こちらは、経営者や上司側の心得として、あらたに出てきた言葉のようです。

1.お=怒らない(感情に身を任せて怒ることはNG。相手を思って「叱る」はOK。)
 ミスは誰にでもあるもの。しかられるのが怖くてミスを隠してしまい、おおごとになってから発覚といことになれば大変です。むやみやたらに叱るのはやめましょう。なぜ怒っているかを伝え、次はこうすると良いというアドバイスも含めれば、嫌な気持ちにはならないでしょう。

2.ひ=否定しない(相手の意見や言葉を聞かず、すぐに否定することがNG。)
 仕事をする上で、上司が部下の意見を否定する場面は少なからずあるもの。しかし、そのような場合でも、冒頭からいきなり否定するのは避け、まずは相手の意見や言葉を受け入れてから自分の意見を伝える姿勢を意識しましょう(イエス・バット法)。こうすることで、否定のニュアンスを和らげることができます。また、受け手側も「否定された」と落ち込まないことが大切。状況をネガティブに捉えない癖をつけましょう。

3.た=助ける(部下が困っていたらサポートをする。)
4.し=指示を出す(明確に伝わる指示が必要。ただし部下は指示待ち人間にならないこと。)
 「助ける」と「指示を出す」は、出すタイミングは難しいところです。
  過剰に助けすぎると、時と相手によっては部下の成長の妨げになってしまうこともあります。ただ、部下は常に上司からの的確な指示が欲しいのも事実です。上司は、これに応える責任があります。部下としては、まずは、自分で考えるという自発的な姿勢が大切です。指示を受けたい時は、状況に応じて自分から上司に伺いを立て、指示を促すことが重要でしょう。この時、上司としては、部下が伺いを立てやすい雰囲気を日頃から作ってあげることが大切です。部下は「上司が忙しそう」「いつもしかめっ面をしている」「冷たくあしらわれるのが怖い」などの理由から、なかなか上手にコミュニケーションを取れないと悩んでいることも多いようです。

さらに調べると、「こまつな」、「ちんげんさい」というビジネス標語もあるようです。

【こまつな】とは・・?
「こま(困ったら)、つ(使える人に)、な(投げる)」という意味で、困ったときは専門家や得意な人に助けてもらおう、という意味。ただ単に助けてもらうだけというのではなく、お互いに得意分野は違うものなので、困ったときは得意な人にお願いし、自分もまた得意なことは請け負い、双方助け合うことで、仕事を効率的に進めようということです。

【ちんげんさい】とは・・?
「ちん(沈黙する)、げん(限界まで言わない)、さい(最後まで我慢)」という意味のビジネスマナー用語で、部下や新入社員に絶対にしてほしくないことが含まれた言葉です。
我慢せずに何でも言いたい放題言える新入社員はほとんどおらず、大体が誰にも何も言えずに、1人で我慢しているのが現状です。上司は部下が「ちんげんさい」にならないように、普段から注意しておきましょう。

働きやすい職場環境づくりと、より円滑な業務遂行のため、「ほうれんそうのおひたし」+「こまつな」+「ちんげんさい」をうまく活用していきたいですね!
posted by ☆小木会計事務所☆ at 14:59| Comment(0) | ai